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紳士の国のインテリジェンス

紳士の国のインテリジェンス (集英社新書)

紳士の国のインテリジェンス (集英社新書)

イギリスのスパイの物語.祖国に尽くしたスパイと祖国を裏切ったスパイの2部立てになっており,計12人のスパイを紹介している.祖国に尽くしたスパイはエリザベス女王の重臣フランシス・ウォルシンガムから007の著者イアン・フレミングまで幅広い.裏切ったスパイの方は第2次世界大戦〜冷戦期に活躍したスパイたちであり.特に外務省高官でもあるスパイがソ連に亡命した事件に関与したケンブリッジ・ファイブと呼ばれる5人のスパイにスポットを当てている.

やはり240ページ程度の新書で12人も紹介しているので,一人一人の話が少し薄く感じる.後半は亡命事件が中心になっていたのでストーリーが頭に残ったけど.