- 作者: 福井健策
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/05/17
- メディア: 新書
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2005年とちょっと古いが、著作権について一から分かりやすく書いている。
福井健策さんの本はTPPの本を読んでいるので、同じネタがかぶっていたりするのだが、今回は著作権とは何か、何のためにあるのか、どういう権利があるのか、どんな例外規定があるのか、パロディをどう扱っているのかなど、基本的な部分をまとめたという感じかなあ。
コピーが容易になった現代社会だからこその著作権なのだが、やはり過大に守られていて逆に文化の発展を阻害しているのではと感じる部分もある。著者は現行法でどう解釈すべきかだけでなく、どうあるべきかについても(そこがメインではないのだけども)述べていて、その部分についてはかなり共感する。