今までメモをとるのにemacds-wikiを使っていたのだが,emacs-wiki-2.71のREADMEを見ると開発を終了してしまうようだ.
This will probably be the last release of emacs-wiki, since Emacs Muse does the same things in a better way, with only some little-used functionality remaining to be ported.
museは前から興味を持っていたので乗り換えてみようと思う.emacs-wikiではwikiということで,簡単なsyntaxのテキストからHTMLに変換するツールだったが,museではtext-modeとオーサリングツールを分離していて,様々なフォーマットに変換することができる.現在対応しているフォーマットは以下のものである.
もう一つうれしいのはemacs-wikiでは出来なかったリストの入れ子が表現できることである.これはメモをとるときには非常に便利である.emacs-wikiとは異なりmuseのリストは行頭にスペースを入れインデントしなければならない.
- ほにゃらら - ふにゃらら
上のテキストは
- ほにゃらら
- ふにゃらら
のように変換される.emacs-wikiの時に比べると最初にスペースを入れないといけないので,少々面倒である.リストのインデントを行うキーバインドがドキュメントには書かれているのだが,まだ実装されていないみたい.
emacs-wikiからmuseへの移行はこのリストの部分を変換しただけだが,特に複雑な記述をしていなかったのでうまくいっているみたいだ.