入門! 論理学

- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 新書
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数理論理学は大学で習っていたのだが,論理学の本を読むのはこれが初めて.素人にも分かりやすく書かれており,記号や数式はほとんど使われていない.しかし,否定,連言,選言,「ならば」の導入則と除去則,公理系,述語論理などポイントは押さえて説明されている.否定の話は結構詳しく書かれていて,排中律を否定する立場の話や,それと公理系の健全性,完全性との関連にも少し触れてある.
大学で習ったときは機械的に覚えていて,現実の論理との関連性が明確ではなくいまいち分かりづらかった.こういう本を読んでから,数理論理学の本を読んだ方がちゃんと理解できるのかも