てきとうなメモ

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メシアの処方箋

メシアの処方箋 (ハルキ文庫)

メシアの処方箋 (ハルキ文庫)

「メシア」とか「救い」とかに自分が全く興味がないからかもしれないが,主人公たちが「メシア」を作りたいというモチベーションがよくわからない.何らかのエピソードが詳しく語られていたらまだ分かるのだが,月並みなエピソードを簡単に紹介されただけだったので,どちらかというと「敵」の方がまともな人たちに見えた.クライマックスのシーンというか設定はなかなか面白いと思ったのだけども,作者の視点を読み解いていっている気がしてなんだか気持ち悪かった.推理小説だと普通に楽しめるのだけども.