てきとうなメモ

本の感想とか技術メモとか

国連の政治力学

国連の政治力学―日本はどこにいるのか (中公新書)

国連の政治力学―日本はどこにいるのか (中公新書)

2004-2006年に国連特命全権大使を勤めた人が国連でどのような外交が行われているかについて書いている.日本の常任理事国入りの話がメインに書かれていた.冷戦時代に比べると国連は効率的に動けるようになってきているし,国際社会に対して一定の影響を与えることができる.その中で必要になる情報収集の面,影響力の面で常任理事国入りはぜひともやるべきだと主張している.外交がどのような形で行われているのかその一部を見れたような気がする.ただ,あまりにも日常的で人間的な話なので,こういうのにストーリー性を求める人にはお薦めできないかな.