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ドイル傑作集 1 ミステリー編 (新潮文庫 (ト-3-11))
- 作者: コナン・ドイル,延原謙
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1957/08/30
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- 作者: 水本達也
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/12
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- 作者: 進藤榮一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/01
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何がしたいのかについてはイマイチ明確に書かれていなく,FTA以上統一国家以下のどこかっぽいのだがよくわからん.仲良くなったら経済的な依存度も上がるので安保的にもokだよみたいなことを言っていた.でも,仲良くといってもお互いの利益は衝突するものだからどこまで国益を守るのかが重要なんではないかと.で,日本と中朝韓が対立している部分では日本が一方的に譲歩しろと言っているので全く同意できない.
なぜ東アジアなのかについても全く論理的でない.EUや東アジア共同体のような共同体が成立するのに必要な要素として著者は「共通の脅威」「共通の利益」「共通の文化」を挙げている.EUの場合は共産主義と共同市場とキリスト教ということになる.まあ,これはわからんでもない.で,東アジア共同体の場合は何かというと,脅威はアメリカで利益はEUと同じく共同市場,文化は儒教という.アメリカが脅威ならば,中国は脅威ではないのかなあ.で,文化は儒教とか言うのは全く意味不明.あと,全体的に反米親中の価値観が染み付いているので,その価値観が著者の理由になっているだけじゃないのかな.
もう一つ,技術に疎いならば情報革命とか適当なこと言うべきではないなと思った.アナログとデジタルが全く逆の意味で使われていたので普通に引いてしまった.で,情報革命で地理的な距離が問題ではなくなったから東アジアでまとまろうとか言っているのだが,そんなこといえば,アメリカやEUとも地理的な距離がなくなっているのだから,そっちと仲良くすればいいんじゃないとか思ってしまう.

- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/01/17
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