ScrapBookとHyper Estraier
Windows デスクトップサーチ+ScrapBookが最強過ぎる
を見ていてちょっとうちのpowerbookでもやってみた.ScrapBook+AutoSaveはいいとして,macでデスクトップサーチといえばspotlightが標準でついているのだが,なんか遅いしどこがヒットしているかわからない.あと,インクリメンタルサーチはいらないと思うんだがなあ.
というわけで,検索が速いhyper estraierを入れて試してみた.インストールは
$ ./configure $ make mac $ make check-mac $ make install-mac
非常に簡単である.
で,イントロダクションに沿って索引の作成を行う.ScrapBookのデータは~/ScrapBookに入れてあるので,検索CGIを置くディレクトリ行って
$ estcmd gather -il ja -sd casket ~/ScrapBook
を実行すると,casketディレクトリに索引が作成される.次に検索CGIをコピーする.
cp /usr/local/libexec/estseek.cgi . cp /usr/local/share/hyperestraier/estseek.* .
estseek.confのindexnameはcasketそのままなので修正の必要はなく,replaceのみコメントアウトする.
#replace: ^file:///home/mikio/public_html/{{!}}http://localhost/ #replace: /index\.html?${{!}}/
これはfile://からhttp://の変換を行う部分で,{{!}}の前の部分を後ろの部分に変換する.が,ローカルのファイルを見たいので,変換せずにfile://のままでリンクを貼るようにする.
で,estseek.cgiにアクセスすると,Firefoxでアクセスしたサイトを検索することができる.
しかし,リンクをクリックしてもローカルファイルにアクセスすることができない.これはfirefoxのセキュリティのためらしく,以下の設定をuser.jsに記述することで回避できる.
user_pref("capability.policy.policynames", "localfilelinks"); user_pref("capability.policy.localfilelinks.sites", "http://localhost"); user_pref("capability.policy.localfilelinks.checkloaduri.enabled", "allAccess");
これはlocalhostからのローカルファイルへのアクセスを許可する設定であり,他のURLからのアクセスを許す場合はhttp://localhostの部分を書き換えればよい.
で,かなり高速で使えるのだが,問題点もある.moongiftの人が既に述べているように,履歴のように自動的に消去されないので,ハードディスクに限界がくるという点.5日間やっただけで,150MBぐらいいってしまった.一日30MBぐらいなので,一年10GBぐらいかな.一年以上前のデータを検索したいことはなかなかなさそうなので(少なくともwebの履歴において)適度に古い物は削除する方がいいかもしれない.また,AutoSaveは本当に見境なくsaveしてしまうので,そこらへんのURLフィルタリングとかも欲しいところである.