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iPhoneのフラッシュメモリの価格

iPhoneではアップルはフラッシュメモリを10倍高く売って儲けている - 竹内研究室の日記

どの会社でも、新規購入・機種変更を問わず、iPhone5Sの16GBモデルに比べて、
・32GByteモデルは1万320円高い
・64GByteモデルは2万640円高い
中身の違いは単純にフラッシュメモリだけですから、
・16GByteのフラッシュメモリを1万320円
・32GByteのフラッシュメモリを2万640円
で売っているわけです。
一方、中身は同じフラッシュメモリの16GByteのSDカードは価格.comの最安値は、925円。
つまり、高々、千円のフラッシュメモリを一万円くらいでアップルは売っているわけですね。
なんと、価格が10倍です。

最安SDカードと比べるのはどうなんだろうと思ったが、IHSのレポートによるとNAND Flashの原価を$9.4(16GB),$18.8(32GB),$29(64GB)と推測しているので、金額的には当たっていそう。で、NAND Flashの部分以外に違いがなく、iPhone5s全体の原価率(IHS推測)が30〜35%なのでNAND Flash部分がボロ儲けなのは事実なんだろうな。まあ、別に悪いことではないと思うが。

フラッシュメモリでこれだけ大儲けできるのだから、メモリカードのスロットをiPhoneiPadに作らないはずです。

むしろ、儲けを最大化するには、できるだけユーザーにiPhoneiPadに搭載したフラッシュメモリをたくさん使わせる、つまりできるだけデータを端末に記憶する方向になるのかもしれません。
これは、クラウドとは技術の方向性が逆行してますけれど。

AppleはiCloudとかやってるので、クラウドに置きたい人はクラウドに置くんじゃないのかな。そういう意味でSDカードいらないとしていると見てもおかしくはなさそうだけど。あとは、インターフェース少ないのが良いという思想なんじゃないのかな。DVDドライブなくすとか有線LANなくして無線のみにするとかmacbookairではよくやっていたので。